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2010/9/28   ホームスタートビジター養成講座 第5日目

※写真をクリックすると拡大できます。

9月28日(火)
火の君文化センター 保健センター乳児室

だいぶ秋らしく感じられるようになってきてビジター講座も半分終わり折り返し地点です。あと少し皆さんと頑張っていきます!
5日目は健診や母推の活動でもお世話になっている城南町の保健師さんに来ていただき身近なことや、実例の報告による対応の仕方などの話をしていただきました。

午前は「問題や悩みのある家庭への理解」城南総合支所 野口香鶴美保健師をお迎えしました。野口さんは保健師として城南町で仕事をしている経験も長く時代の移り変わり、お母さん層の変化や抱えている問題の多様性など母子に多く関わることで見えてきたといわれます。以前の悩みとだいぶ様変わりしてきているようですが母親が一生懸命子育てをしようという姿は同じだということでした。虐待のことについて少し詳しく説明してもらいましたが世間が虐待のことについて認知度が上がってきたことで相談件数も増えてきているようです。
「イライラする・・・」いろんな場面で耳にする言葉だけれどどんな状況で誰に対してどんな風に思うのかは人により状況によってぜんぜん違うことです。そのおくには隠れた問題がおるかもしれません。そんな時親身に聴いてあげられる人がいるとその人は大きな問題に向かわないのだろう・・・けれど、保健師はいろんな経験から発見は出来てもその後のフォローが行き届かないこともあるそうです。健診から予防接種、リスクの高い要保護家庭の訪問や相談、仕事の幅が広く量も膨大です。
いろんな問題が多様化している現代では「うつ」や「精神疾患」になっていても本人はおろか家族も気づかず苦しんでいる人が多いそうです。野口さんも仕事が忙しい時に病気で入院することになった時追い詰められたようになり出来もしないのにたくさんの仕事を病室へ持ち込み、病院側から心理テストをされしばらく落ち着くまで退院許可が出なかった経験があるそうです。今まで何事も無く過ごしていても些細なことで落ち込みうつ傾向になることは誰にでもあることなんだそうです。

午後からは「地域連携のために」東 貴子保健師をお迎えしました。
東さんは城南町の母子保健推進員の担当でもあり合併によりゆくゆく母推がなくなるということで城南町の貴重な人材をなくしてはいけないと「ポトフ」の立ち上げにもものすごく尽力していただきいろんなことへ相談にのってもらい協力してもらっています。
ホームスタートにとても期待してもらって熊本市のほうへも紹介やアピールをしていただきました。
実際に関わっていった例を元にどんなときはどんなところに繋げればいいのか。詳しく説明してもらいました。ホームスタートに行く家庭を紹介してもらっているのは保健師さんからです。いろんな場所で保健師さんや地域と連携を組むことで私たちの負担も減り、やりやすく、利用者にも都合のいいサービスが受けられることになっていくのだと思います。